債務整理弁護士による任意整理、自己破産、個人再生、過払い金、会社整理

債務整理を弁護士に依頼してから、弁護士から辞任されてしまったという債務者の方からのお問合せです。

例えば、弁護士に依頼した場合、弁護士から債権者に受任通知を送ることにより債務者は返済しなくてもいいのにも関わらず、

そうなると弁護士と債務者との信頼関係がくずれてしまいます。

以上の出来事が原因のためだと思いますが、弁護士に辞任されてしまったという方からのお問合せを多くお受けします。

弁護士に辞任されるとどうなるのでしょうか。

弁護士から債権者に対して辞任通知が送られるので、債権者からの督促が始まります。

期限までに対処しなければ「訴訟予告」と書かれた書面が届くこともあります。

債務者はとても不安になってご相談希望のお電話をかけていらっしゃいます。

とにかく、債務整理のために一日も早く新たな弁護士を見つけなければなりません。

辞任された場合、それまで準備した資料が返却されると思います。

新たな弁護士にその資料を持って相談に行きましょう。

また、それまで弁護士に支払ったお金の中からある程度の金額を返金してもらえるかもしれません。

そのお金を無駄にせず、新たな弁護士の着手金に充てましょう。

新たに弁護士に依頼する場合は、前の弁護士に辞任されたことを正直に伝えましょう。

また同じ過ちは二度としないことを伝えましょう。

誠意を持って債務整理に臨むならば、弁護士に辞任されることは通常ありません。

今度こそ弁護士に辞任されないよう、債務整理に取り組んで、借金問題を解決しましょう。

余談になりますが、最近はスマートフォン決済サービスいわゆるキャリア決済を利用される方が増えています。

キャリア決済には
・前払い（プリペイド型）
・即時払い（リアルタイムペイ）
・後払い（ポストペイ型）
の3種類あります。

後払いの場合はひと月の利用分を締めて、決められた期日に利用額が請求されます。

この方法はクレジットカードを利用することと同じく借金と考えられてしまうので、注意が必要です。

自己破産や個人再生をする場合には、後払いは携帯電話会社にだけ返済する「偏頗弁済」と捉えられて、手続きに悪影響をあたえてしまう可能性があります。

キャリア決済の後払いの利用は避けていただきたいです。

もし利用していた場合には、早めに弁護士にそのことをお伝えください。